HSKKとは、HSKの口語試験の事です。HSKは筆記ですが、HSKKはスピーキングテストとなっています。
1月にたまたま時間があったので、最難関である高級を受験してみました。
予想外の嬉しい結果が出たので、試験内容などの共有を含めて報告させていただきます。
まずは簡単にHSKKの試験レベルに関して紹介させていただきます。
HSKKには初級、中級、高級と3種類のレベルが用意されています。
各レベルに関しては公式ホームページによると以下の通りです。
初級は基本的な日常会話レベル。中級は中国語を母国語とする人と流暢に会話できるレベル。高級は高度な運用能力を持っていて、流暢に自分の意見を表現できるレベルだそうでう。
一般的には中級以上の資格を持っていれば、中国系企業や中華圏と取引のある企業に就職する際に有利と言われています。
そんな中で私が受験したのが、最も難しい高級です。
今回は本気で合格を目指すのではなく、まずはどのぐらいのレベルか把握するために受けてみました。
HSKK高級の試験内容を説明していきます。
全部で3パート分かれています。
1パート目は「要約」です。
2分ぐらい?の長文が流されるので、それを聞いて要約する問題です。
ネット上の情報によると、「ただリピートすればいい」「メモは厳禁」等の記載がありましたが、私が受験したときは本当の要約で、メモも可能でした。
この問題が全部で3問用意されていました。
個人的にはこの1パート目が一番難しいと思います。
というのも、全く勉強したことのない専門的な文章を言われてしまうとチンプンカンプンになってしまいます。
そのため、運も試験に合格する上で大切な事かな?と感じてしまいました。
1パート目が終了すると、2パート目になるのですがその前に準備時間として10分の時間が与えられます。
この時間内に2パート目、3パート目の準備をすることになります。
準備時間が終了すると2パート目です。
2パート目は問題用紙に書かれた長文の朗読です。
ただ朗読すればいいので、一見すると簡単そうですが専門的な文章などが出された場合読み方等がわからない中国語も多くあるので、語彙力が求められます。
朗読準備を先ほどの10分間の準備時間の間にしておくといいでしょう。(例えば、読み方を上に書いておくなど)
3パート目は問題用紙に書かれたテーマに関して、自分なりの考えを述べる問題です。これが2問用意されています。
これもその時の運によると思いますが、自分の良く分かる分野や興味のある分野であれば簡単ですが全く興味のない分野であれば難しいと思うので、とにかく中国語に触れ合うことが大切だと思いました。
例えば、新聞などを読んでそれを中国語に訳すだけでも意味のあることだと思うので実践してみてください。
この問題も10分間の準備時間にしっかりと準備しておくことが大切だと思うので準備時間の時間配分に注意してください。
さて、この試験はいわゆるスピーキング試験なので英検の面接のように面接官と話すイメージがありますが実は違います!!
ICレコーダーに自分の答えを吹き込むだけです。
しかも筆記試験と同じ試験会場で行うんです。
各テーブルにICレコーダーが置かれており、受験者一斉にICレコーダーに答えを吹き込むので、正直気まずいです。
まあこの雰囲気は実際に受験して、体験してみてください。笑
HSKKは1月12日に受験しました。
通常ならば1か月後にホームページ上で結果を閲覧することが出来るのですが、実はコロナウィルスの影響で延期となってしまいました!
いつ結果発表になるかなと心待ちにしていたところ、ついに本日結果が公開されました!
合格しているのかな、不合格かなと期待と不安の半々の状態で結果を確認してみました。
60点以上の合格で、自分でもびっくりの70点で合格していました。
何故びっくりか、それは試験がボロボロだったからです(笑)
正直、1パート目は全問「何言ってるんだ・・・」レベル。
恐らく2パート目と3パート目は何とか出来たので、そこでうまくフォローされたのかなというのが素直な感想です。
HSKKはあまり受験している人は多くありませんが、HSKだけでは把握できないスピーキング力をチェックすることが出来る試験です。
中国系企業で仕事がしたい!中国と関わりのある会社で働きたいといった方は、自分のスピーキング力を証明するためにもぜひ受験してみましょう。
HSKK高級は、以前ご紹介させていただいた「死ぬまでに取得したい資格を言わせてください」の一つなので本当によかったです!
HSKKの問題集は書店等で中々販売されておらず、どうしようかなと対策時は悩んでいましたが今は便利なネットの時代!
私はヤフーショッピングで購入し、Tポイントをためておりました。
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